SSH とは
Secure Shell(セキュアシェル)の略で、暗号や認証技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコルです。
ssh コマンドとは
SSH サーバーに接続するコマンドです。基本の使い方は ssh <ユーザー名>@<サーバー名>
です。接続先は問題がなければ、次にパスワードが聞かれます。パスワードを入力しても画面に何も表示されませんので、そのままキーを叩いて最後に Enter を押せば接続できるはずです。
接続オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-p <ポート番号> | 接続先のポート番号を指定します。未指定の場合はデフォルト値 22 が使われます。 |
-i <秘密鍵ファイルパス> | 鍵を使った接続をする場合の秘密鍵のファイルパスを指定します。鍵の作り方については 【コマンド】ssh-keygen の使い方 へ参考してください。 |
使用例
root
ユーザーでサーバー vrstu.net
に接続します。
1ssh root@vrstu.net
ポート番号が 23
に変更されたサーバーに接続します。
1ssh -p 23 root@vrstu.net
秘密鍵を使って接続します。
1ssh -i ~/.ssh/id_rsa.pub root@vrstu.net
config ファイルを使いましょう
接続先の情報や、接続設定を config
ファイルに記載しておけば、接続時のコマンドオプションを簡略させられます。使い方は以下通りです。
- ファイルを作成します。
1touch ~/.ssh/config
vi ~/.ssh/config
で以下の内容を追記します。1# ssh コマンド用のホスト名 2Host vrstu 3# 接続先のホスト名または IP アドレス 4HostName vrstu.net 5# ユーザー名 6User root 7# ポート番号 8Port 23 9# 秘密鍵ファイルパス 10IdentityFile ~/.ssh/id_rsa 11# サーバーとの接続を保持します 12TCPKeepAlive yes 13# 秘密鍵ファイルのみ利用します 14IdentitiesOnly yes
- コマンド
ssh vrstu
で接続します。
本来は以下の長いコマンドで接続しなければならないのですが、ssh vrstu
だけで接続できるようになっています。
1ssh -i ~/.ssh/id_rsa -p 23 root@vrstu.net