VRSTU

【コマンド】ssh の使い方


AlmaLinux 9 , Linux
サーバーに接続するためのコマンド ssh を説明します。

SSH とは

Secure Shell(セキュアシェル)の略で、暗号や認証技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコルです。

ssh コマンドとは

SSH サーバーに接続するコマンドです。基本の使い方は ssh <ユーザー名>@<サーバー名> です。接続先は問題がなければ、次にパスワードが聞かれます。パスワードを入力しても画面に何も表示されませんので、そのままキーを叩いて最後に Enter を押せば接続できるはずです。

接続オプション

オプション説明
-p <ポート番号>接続先のポート番号を指定します。未指定の場合はデフォルト値 22 が使われます。
-i <秘密鍵ファイルパス>鍵を使った接続をする場合の秘密鍵のファイルパスを指定します。鍵の作り方については 【コマンド】ssh-keygen の使い方 へ参考してください。

使用例

root ユーザーでサーバー vrstu.net に接続します。

1ssh root@vrstu.net

ポート番号が 23 に変更されたサーバーに接続します。

1ssh -p 23 root@vrstu.net

秘密鍵を使って接続します。

1ssh -i ~/.ssh/id_rsa.pub root@vrstu.net

config ファイルを使いましょう

接続先の情報や、接続設定を config ファイルに記載しておけば、接続時のコマンドオプションを簡略させられます。使い方は以下通りです。

  1. ファイルを作成します。
    1touch ~/.ssh/config
  2. vi ~/.ssh/config で以下の内容を追記します。
    1# ssh コマンド用のホスト名 2Host vrstu 3# 接続先のホスト名または IP アドレス 4HostName vrstu.net 5# ユーザー名 6User root 7# ポート番号 8Port 23 9# 秘密鍵ファイルパス 10IdentityFile ~/.ssh/id_rsa 11# サーバーとの接続を保持します 12TCPKeepAlive yes 13# 秘密鍵ファイルのみ利用します 14IdentitiesOnly yes
  3. コマンド ssh vrstu で接続します。

本来は以下の長いコマンドで接続しなければならないのですが、ssh vrstu だけで接続できるようになっています。

1ssh -i ~/.ssh/id_rsa -p 23 root@vrstu.net