ハードラップとは?
ソースコード(テキスト)を入力する時に文字列が長くなると横に伸びてしまい、スクロールしなければ見えなくなります。
それを改善するのに 自動折り返し
機能を使用します。折り返しには ソフトラップ
と ハードラップ
の2種類があります。
両方とも自動折り返し処理されるまでの文字数を設定する項目ですが、違いは以下の通りです。
- ソフトラップ:見た目上では改行されたように見えますが、実際は改行処理は行われません。
- ハードラップ:設定した文字数に到達すると、強制的に改行されてしまいます。
PyCharm での設定方法
⌘Cmd + , を押して設定画面を出して下記の手順で設定します。
エディター
→コードスタイル
→一般
タブ を開き、次でハードラップ
とビジュアルガイド
の設定項目を変更します。
ハードラップの自動折り返し処理をさせるには入力時に折り返す
にチェックを入れる必要があります。
ソフトラップは、PyCharm ではビジュアルガイド
と呼ばれて、視覚的に補助線が表示されるだけで、折り返し表示はされません。 ただし、ビジュアルガイドは半角カンマ区切りで、複数の設定が可能です。エディター
→一般
→外観
→ハードラップとビジュアルガイドを表示
にチェックをいれます。
ハードラップの問題点
ハードラップは英文を元に設計された機能なので、日本語のような全角文字(横幅が2つの半角文字分)でも1文字としてカウントされてしまうため、日本語が混ざった行では、ハードラップの縦線を超えても自動折り返されません。